固定相場制とは?

固定相場制とは、各国の政府の間で為替レートを固定し、維持し続ける制度のことを言います。
現在の日本の通貨は変動相場制が導入されていますが、昔は日本もこの固定相場制を採用していました。
しかし、外貨が様々な場面で利用されるようになり、国際的観点から日本の経済をすえるようになったため、この固定相場制は廃止されることとなりました。
固定相場制には、特定通貨との為替レートを一定に保つペッグ制と、複数通貨の平均値との為替レートを一定に保つバスケット制の2種類があります。
それぞれ、自国の貿易状態や経済状況によってよりよい方法を選択しています。
固定相場制のメリットは、為替相場の変動に振り回されることなく輸出競争力を確保し、貿易を円滑に行うことができる点です。
貿易における結びつきが強い国の通貨と連動させる場合が多く、国際的な経済状況に振り回されることが少なくて済むため、国内の経済状況は安定を保つことができるというわけです。
しかし、よいことばかりではありません。
この固定相場制は、連動している国の金利政策に追随しなくてはなりません。
米ドルと固定している場合、米ドルが利上げした際は、例え自分の国の景気が悪かろうと、自国の通貨の急落を防ぐために利上げをしなければなりません。
つまり、貿易が盛んで、様々な国の影響を受ける国にとってはこの固定相場制はあまりメリットが多いとはいえないのです。
そのため、この固定相場制を導入している国は、発展途上国が多いとされています。